2008年01月08日
再び大渡海岸、夕暮れ時
風はないが波の立つ今日は大潮
5mプールから外へ向けて伸びる溝には、大きなハギがわんさか
上から潜って行くとパッと散ってしまうんだけど
近くにはちょっとした岩のトンネルがあって、
くぐり抜けると案の定、通り過ぎていく群れの真ん前に出た。
魚に気づかれず気にもされずに、近くでたたずんでいるのが楽しい
気づいても怖いもの見たさで岩陰から覗くハタの視線もいいけどね
満潮3時間前、あたり一面に細かい泡が流れていたよ
波の力と流れが強めだから外へは出ずに
リーフ手前の岩棚の上で魚の群れと並んで
流れに逆らってみたり、流されたりしながら泳ぐ。
波乗りに出てきた人達がちらほら。
今日はブレイクする波の表じゃなく裏っ側から眺めているさ
ひと波で、ものすごい量の水が動くって
干満のサイクルでよどんだ海水や溜まったものが一掃される。
外から満ちて入ってくる海水は新鮮で気持ちがいい…
と思う自分は、魚っ気ありすぎなんだろうか。
そのまま外へは出ずに岩棚の上を満ち潮に乗って泳ぎ進む
しばらくすると流れがふっと穏やかになり、見回すとそこだけ波もない。
岩棚からゆるやかに落ちる地形に沿ってゆっくり外へ出てみる
ちょうどリーフチェックの5mマーカーの所だ
流れが穏やかだった数日前はよどみが残っていたけど今日はそれがなくて
浅いところのミドリイシサンゴ畑から遠くの地形まで見渡せる
棚の上で捕食しながら通り過ぎる、ブダイ混じりのハギの群れ
落ち込む地形に沿って一匹泳いでいくアオノメハタ
チョウチョウウオの黄色は薄暗い深みに映えるねぇ
夕暮れ時の深みはいつも何か出てきそうで…
疲れるどころか更にワクワクしてきた気持ちを押さえて中へ戻り、
インリーフをゆるり散策
ハナブサイソギンチャクの上にはイソギンチャクカクレエビが数匹
刺胞がめちゃ強くて危険なこのイソギンチャクにもエビは住むんだね
海草とカイメンの生えた砂地にはキクメイシサンゴがゴロつく
浅瀬から上がると、ちょうどいい感じの赤い太陽が沈む頃で
散歩がてらゴミ拾いをしていたおばさんが、ニッコリ
大渡海岸は他の浜に比べてゴミがとても少ない
海の中を漂うゴミも少ない、その理由は、
陸でも海の中でも楽しむだけじゃなく見守っている人達がいるから
どんな目的で海にいっても、ゴミがあったら拾う位の意識は常に持っていたい
(アンカーもね)
Posted by 海っこ at 22:22│Comments(0)
│海散策
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